随に

まにまに

再診(産婦人科)

 

手術後の診察で、まだ子宮内に血液が残っているということで内診台に横たわったまま、その場で除去処置をされ(え?いま?と面食らった。それなりに痛み有り…)、抗菌剤と子宮収縮剤を出されたのだが、薬を飲み終わっても微妙に一週間ほど出血が続いたため、緊急事態宣言も出そうな折、夫の勧めもあって早めに受診することにした。

 

実は最初に受診した時の担当医が病欠のため、手術は代診の先生で、経過観察もその先生で継続の予定だったのだが、今回は違う曜日に訪れたため、また別の先生に診てもらった。

診察室前で待っていたらドアが開き、「○○さんですか?どうぞ」と促されて、若い女性だったので「看護師さんかな?」と思ったら、その方が先生だった。呼ばれたら患者から入室するスタイルなのだが、手ずから患者を招き入れてくださるとは…とまず驚き、わかりやすく丁寧な説明と、痛くない内診&エコー(重要すぎる)、そして今まで内診台でこんな風に気遣いをされたことがあっただろうか、「気分が悪くなっていないですか?」「あと少しで終わりますね」と、控えめながらも優しく声をかけてくださり、一気にファンになってしまった。

 

結局、出血自体は大きな問題もなかった(予想通り)のだが、エコーで「卵巣嚢腫と言われたことありますか?」と初めての単語を聞き、否と答えると、また詳細を丁寧に教えてくださった。

現時点では経過観察となったが、この先生に診てもらうことができて良かったなと心底感じた。むしろ、担当医替えてもいいですかくらいの勢いだ。

妊娠希望を継続しているので、この卵巣嚢腫(かもしれない)がどう転ぶかわからない。

流産の経過中は子宮が大きくなっており卵巣が見えなかったため見つからなかったのだろうという見解だったが、この先生に嚢腫を見つけてもらえた(正しくは去年の人間ドックで発見されたのだが、今回も嚢腫がほぼ同じ大きさだったことと、人間ドックでは「卵巣が腫れている」と言われたので卵巣自体が膨らんでいると思い込んでいたら、卵巣にこぶのような嚢腫ができている、ということも初めてわかった。正しく理解した、というのが正確なのかも知れないが…)、という感覚が強い。

出血量も少ないし大したことないだろうとタカを括っていたけど、わざわざ受診してみて、この先生に診てもらえて本当に良かった。

セカンドオピニオンじゃないけど、なかなかひとつの病気(今回は病気とはまた違うが)を何人もの医師に診てもらう機会は少ない。

医師によって内診・エコーのやり方が違うとか、説明の丁寧さとか、患者の目を見てコミュニケーションしているかとか、本当に十人十色なんだなとわかった。

 

もし次に妊娠することができたら、この先生の担当になる日に受診しようと決めた。