随に

まにまに

入院記録 2

 

明日も朝から授乳だから早く寝なさいってところだ。

 

入院二日目は、七分粥、全粥と進んだ。足りなくてお腹が鳴った時に、腹部の診察を受けていたので「おなか空きますよねー」と苦笑いされてしまった。

ようやく歩けるようになり、午後になって赤ちゃんと二度目の対面。初めて抱っこをする。ちっちゃい。軽い。ふにゃふにゃで、泣き声もまだ弱々しい。かわいい。少し力を入れたら怪我でもさせてしまいそうだ。指ってこんなに細くて小さかったっけ。爪が縦に長くてきれいだな。誰に似たんだろう(夫か)。

今日は授乳が免除されていて、朝から段階的に増えていく。すごく助かる。産褥期に優しい。

お陰で、ご飯を食べて、眠たい時にゆっくり眠れる。二日目までは、なぜか右肩がやけに凝るという以外の目立った痛みはなかった。

とにかく昼間でも眠くなるので、眠って体力回復をはかった。

 

入院三日目。

午前中に書類を出したりして、午後から授乳開始。授乳指導も厳しくなく、お母さんも赤ちゃんも疲れちゃうから、と左右3分ずつ1クールで済ませ、その後はミルク。

年齢的なこともあるし、そんなに母乳出ないかもと言われていたけどやはり出ない。あと、赤ちゃんの方がまだ小さいのもあるし、赤ちゃんも授乳初心者なので、うまく吸えないのだ。

覚悟してたし、一人目の時も大変だった(授乳室で泣いた)ので、こんなもんだろうという感触。その代わり、もう慣れたミルクはよく飲む。母乳が飲めなくてお腹すいたー!となっているところへ哺乳瓶を持っていくとゴクゴク飲んでくれる。健やかに育ってね。

 

この日は午前中に、背中の鎮痛剤の管を抜いた。そしたらもう、下腹部が痛いのなんの。経産婦の後陣痛というか子宮復古(収縮)は、初産婦よりも子宮が広がっている分、キツいらしい。授乳すると更に収縮が起こり、耐えられず、別の点滴をはめる時に訴えたけど「痛みがひかないようならまた言ってください」と言われて、「我慢しなきゃいけないのか?!」とハードルが上がる。が、20分も耐えられずナースコール。鎮痛剤(アセトアミノフェンだった)の点滴を、少量やってもらえる。1/3くらい楽になったかなーと思うが、まだ痛い。授乳室で看護師さんに伝えると座薬を処方してもらえた。これで、だいぶマシになった。座薬は効きが早いってほんとだな。「痛いの我慢しないでね」と、こちらの看護師さんに言われたので、また痛くなったら遠慮せず(しちゃうけど)ナースコールしよう。病院にいるのに痛みにのたうち回るって…と思った日だった。