随に

まにまに

遊佐未森 潮騒ツアー SHIOSAI 7

東京の地を踏むのはいつ振りだろうか。 電車に乗るのも久方ぶりだ。めっきりPASMOを使うことも減った。 文化の日に大手町三井ホールでのアルバム『潮騒』コンサート、今回はバンド編成だ。 すっかりオンラインライブに慣れてきていたし、このご時世と育児中…

入院記録 2

明日も朝から授乳だから早く寝なさいってところだ。 入院二日目は、七分粥、全粥と進んだ。足りなくてお腹が鳴った時に、腹部の診察を受けていたので「おなか空きますよねー」と苦笑いされてしまった。 ようやく歩けるようになり、午後になって赤ちゃんと二…

入院記録1

36週で前期破水した。 前回と同じ週数…まさか、分娩予定日(37w0d)よりも前に破水するとは…何が起こるかわからない、それが妊娠出産。 入院予約もしたし、37w1dで産む気満々だったので、破水したかも…と思った時は、まさかまさかと信じられない気持ちでうろ…

再診(産婦人科)

手術後の診察で、まだ子宮内に血液が残っているということで内診台に横たわったまま、その場で除去処置をされ(え?いま?と面食らった。それなりに痛み有り…)、抗菌剤と子宮収縮剤を出されたのだが、薬を飲み終わっても微妙に一週間ほど出血が続いたため、…

向き不向き

入院するに当たり、夫ひとりに子を丸二日間以上任せることになった。 産院を退院して以降、子と離れた夜はなかった。はじめての父子だけの暮らし。 内心わたしは、ニヤリとしていた。 子と離れるのはさみしいけど、今までわたしがワンオペでどれだけ大変だっ…

もろもろのこと

今回の入院に至るまでも細かいことは色々あって、何度かツイッターに書こうかと思ったけど、中途半端になりそうで都度やめておいた。ツイッターなんか、中途半端上等!って感じだけど。まじめだなあ。 確か、もう心臓が稼働してるはずの7週で心拍確認できな…

稽留流産

入院するのは、出産以来だ。 今回は残念ながら出産に至らなかったため(「誕生死」とも云うらしい)、母体の今後のためにも子宮残留物(と呼ぶのに抵抗がないわけではないけれど)を除去する手術をするための入院だ。 流産は妊婦の1割強が経験するとか、妊婦…

休日

家には自分しかいない。 家族は自転車に乗って近所をサイクリングにでかけている。 わたしはソファで横になっている。 特に書きたいことがあるわけでもなく、今何を書いてもいつも以上に抽象的になりそうだとわかっていたけど、横になりながら友だちのブログ…

1+1/2

前回ここに記した日から176日が経過している。 わたしが職場復帰してから、夫は以前より早く起きるようになった(それでも我が家で一番最後まで布団にいますが、とつい余計なことまで書いてしまうけれど)。 朝、子をリビングに連れてきて、ご飯を食べさせ、…

風の強い土曜日に

育児に休日は無い。 平日、子が起きている時間と夫が起きている時間でかぶっているのは、40分程度。 その他の23時間20分は、わたしがひとりで子の命を繋いでいる。 週末、ようやく二人で子を見られる、と思いきや、早起きな子の起床に合わせて起きるのはわた…

ベトナムへの旅

子はまだ路線バスに初めて乗ったばかりだというのに、飛行機に乗ってベトナムへ行くことにした。1ヶ月以上、海外出張をしている夫に会いに行くためだ。 自分にそんな大胆なことをする発想は無かったが、知り合いの方に「チャンス」と言われ、時間をかけて行…

4カ月健診

早いものでもう子が産まれてきてから4カ月が経った。 書き留めておきたいことは山ほどあるが、毎日子の相手をしているだけで夜になってしまう。 とにかく、始終一緒にいられる今がかけがえのない時間だということは確実で、なるべく子と対面してコミュニケー…

機嫌

これは思春期頃からの課題のような気がするのだが、一旦不機嫌になると、それを自力で直すことが困難である。 「不機嫌でいるなんてもったいない!好きなことして機嫌よくなる!」と言われている方もいらっしゃるが、わたしにとってそれはかなり難易度が高い…

咲くよ

あまりにたくさんのできごとが起こっていて、なにから書けばいいのか、検討もつかない。 毎日、できることが増えていたり、またできなくなっていたりして、同じ日は二度とない。 先週くらいから、顔の筋肉の引きつりによるものではない笑顔が出てきた。 これ…

再開

「むりむりむりむりッ」 と長めの音を立てて大の方を排泄していたんですが、いつの頃からか、あまり派手な音を立てずにおむつが重たくなっている今日この頃。 受精が成功した時から、どのようにこの事態をまとめて文章にしようかと何度も何度も考えていたけ…

春のひとり散歩 〜豪徳寺・経堂〜

雨や曇りの日が続いた後の、朝からすっきりした晴天。 最近は出かけても近所に10〜15分程度でなまった身体には堪えるかもしれないが、ちょっとお出かけしてみようという気持ちを押してくれる空だった。 何となく、パン屋さんのパンが食べたいな。行くなら、…

数字

わたしは、数字に縛られやすい。 数字に限ったことではなく、固定観念や先入観を持ちやすかったりもするんだけど、今回は数字に焦点を当ててみる。 高校生の頃から減量を意識し出し、昼の弁当も自作だった(思い返すと、ほぼ冷凍食品だけど、野菜は必ず入れ…

冬の鎌倉 (二日目その2)

またもや鶴岡八幡宮を突っ切って、今度は線路の西側へ。 英勝寺を目指す。 下調べはしていないが、こちらも同じく友人のおすすめである。 拝観料を払って順路を進むと、入り口からは感じられないほど意外と見て回るところがあった。 狭い洞窟、切り立った崖…

冬の鎌倉 (二日目その1)

鎌倉駅西口を出てすぐのところにある台湾のお粥専門店・叙序圓(じょじょまる)。 ここは6:30〜9:00までの朝時間しか営業していない。 しかも、7〜8時台になると混み合うらしいので、朝一を狙った。狙うためには、近場に泊まる必要があったのだ。 ところが、…

冬の鎌倉 (一日目)

宿が取れたので、鎌倉へ小旅行することにした。 今のうちに出掛けておきたいというのがひとつと、友人がおすすめしていたお粥屋さんに行ってみたかったのがもうひとつ。 今回は電車の旅にした。いかんせん渋滞のメッカである。駐車場を見つけるのも大変だし…

栗の話

実家に帰ったら、父がわたしのために、大好きな栗を茹でてくれた。 ほくほくパサパサしたものが好物で、芋・栗・かぼちゃとはよく言ったものだと思う。 茹でたての栗は、うまい。 香り、あたたかさ、ほどよく水分を含んだ薄黄色の実。 いくらでも食べたくな…

歯とわたし

もうかれこれ、歯医者に通い続けて35年くらいになるのではないだろうか。 虫歯の多い家系に育ち、初孫ということで散々甘やかされてきたため、物心ついた頃から歯医者に通っていた。歯医者は友だちだ。いや違う。 そういうのが普通だと思っていたから、中学…

機嫌の話

お腹が減ると、機嫌が悪くなる。 なんと短絡的。しかし、本能であり、生き延びる術でもある。 割となんでもすぐに我慢をするたちなのだが、我慢のしすぎで後から爆発することも多いため、30年くらい生きてみた辺りだったからか、「我慢しない」という選択肢…

AIH

最後のエントリーから1カ月が経ちました、的なメールも来なくなり、再度手をつけるのも躊躇われるほど月日が経ってしまった。 最後に何を書いたのかもうっすらとしか記憶がないのだけれど、結果からいうとそこから大して進捗はない。 卵管造影をすると卵管…

不妊検査

前に通っていた婦人科でも途中まで検査は受けていたので、重複する部分も多かったが、検査したのはだいたい以下の通り。 初回 ・基礎体温表(受診時に毎回提出) ・内診(エコーで子宮内部を診る) ・血液検査(健康状態・感染症・クラミジア抗体・甲状腺・…

これまでのこと

付き合い始めたのが34歳の時で、話し合いの末、入籍・挙式・新婚旅行は翌年にと決めたので、自動的に高齢出産になることが決定した(日本産科婦人科学会の定義は、35歳以上の初産婦とのこと)。 結婚が決まったあと、年下の友だちとご飯を食べに行った時、何…

一度目の不妊治療

よく晴れた冬休み。 特に予定もなかったので、近所を散歩しようということになった。 東京から引越してきて数か月。 生活にも慣れて余裕が少しみえてきたなあと思い、 何とはなしに「不妊治療、また始めてみようかな」という言葉が口に出た。 前年の夏、一年…