随に

まにまに

1+1/2

 

前回ここに記した日から176日が経過している。

 

わたしが職場復帰してから、夫は以前より早く起きるようになった(それでも我が家で一番最後まで布団にいますが、とつい余計なことまで書いてしまうけれど)。

朝、子をリビングに連れてきて、ご飯を食べさせ、着替えとおむつ替え、保育園へ送りに行ってくれる。

これだけで、育休中よりもだいぶ、だいぶ、負担がマシになった。誰よりも早く起きてカーテン開けて換気して、朝ごはん〜昼夜ご飯の支度、昨日の食器片付け、洗濯の下準備、保育園の連絡帳書きと持ち物準備はわたしがやるけど、前回の記事を読む限り、精神的にも今の方がかなりマシになっている(日中、働き出して他者との関わりが生まれたことも作用しているけれど)。よくあれで一年以上堪えてきたな、わたしは。というか、目の前にお世話をしないと生きていけない小さな生き物がいたら、何を置いてもそこが最優先になる。

 

ここでやや引っ掛かるのは、「働き出したから、助けてもらえた」という事実。

勤めていなければ、一人で子を育てている専業主婦は、手を差し伸べる対象ではないのだろうか?ずっと家にいるから、家事も育児も全てを負わなければいけないのだろうか?

家にいるのは(在宅勤務なので)今も同じで、最初のうちこそ、一年以上ブランクのある仕事を再開するのに(在宅保育も合わせ技となり)苦労したが、慣れてきた今、保育園で仕事中は子の面倒を見てもらえ(さらに家ではできないような多種多様な遊びや人との関わりまで学べ、栄養バランスのとれた食事まで食べさせてくれる上にここでは書ききれないほどの経験をさせてくれるし)、仕事の合間に余裕があれば家事もできる環境が、去年と比べてかなり恵まれていると感じる。夫も在宅勤務の日は、昼ご飯の支度を率先してやってくれるようになった。

 

去年、孤軍奮闘していたのはなんだったのか?

あの日々追い立てられるような、物音を立てるのにも神経を使いっぱなしで、隙間隙間の時間に焦って家事を詰め込むきつきつのワンオペレーションの日々。

喉元は過ぎ去ったけれども、忘れ難い。もっと肩の力を抜いていられたらよかったのにと思うけれど、わたしだからそれはやはり難しかっただろう。そして、その積み重ねがあったからこそ、今ここに健康な子がいるわけでもあるし。

 

子がおなかに宿ってから二年以上、産まれてきて一年半。ようやく、少し、わたしが落ち着き始めたような気がしている。