随に

まにまに

入院記録1

 

36週で前期破水した。

前回と同じ週数…まさか、分娩予定日(37w0d)よりも前に破水するとは…何が起こるかわからない、それが妊娠出産。

入院予約もしたし、37w1dで産む気満々だったので、破水したかも…と思った時は、まさかまさかと信じられない気持ちでうろたえた。

17時頃に破水した感じがあったが、しばらく様子見をし、夕飯を食べ、風呂に入るという子と夫を入らせ(破水したらシャワー風呂は厳禁。もっと言えば、夕飯もNGでした…)、その間に入院準備。

20時過ぎに病院に電話するとやはり「入院になる可能性が高いので、準備してきてください」とのこと。

病院到着後、破水かどうかの診察。前回もだけど「こりゃ、破水だねー。笑」と明らかに診察してる間も破水が続く。

モニターベルトを付けて今回の妊娠2度目のNSTモニター(前回も一度しかNSTしないまま出産したので、「おお、2回目」とちょっと嬉しかった。今回は自費でモニターベルト買ってたので)。

麻酔科医の方が来られるかどうかの調整をしている声と、何時に手術開始するかのやり取りが聞こえてくる。

一人で留守番できない年齢の子を連れて待っていてくれた夫も、手術の説明を受けて待合室で待機。子がぐずったりして大変だったと思う。手術が終わるまで4時間弱、病院で待機させてしまった。

 

手術前に「何時にご飯食べました?どのくらい?」と訊かれて答えると苦笑され、「気持ち悪くなって吐いちゃうかもしれないけど、まあ大丈夫でしょう」とのこと…。ですよねー…

ここから吐いたらどうしようという焦りも生まれる。

硬膜外麻酔を打ち(ちょっと痛かった)、手術開始。2時間程度の手術だったが、とにかく動物のお医者さんの菱沼さんを思い出していた。

そして終始、嘔気というか気持ち悪さがあって、それを耐えていた。

一人目の時よりも、赤ちゃんが出てくるまでに時間がかかった様な気がして、執刀医の先生たちも何か小声で言いながら腹部の上の方まで処置していた様な感じがして、やや不安になる。

それでも、赤ちゃんは無事に産まれてきてくれて、元気で、ちょっと苦しそうな泣き声を上げた。産後の処置を受けている間も苦しそうだな大丈夫かなと心配になったけど、「元気な赤ちゃんですよ」と連れてきてもらえて、少し安堵。一人目の時は涙が溢れたけど、今回は冷静だった。なんかごめん。

 

《追記》

コロナ禍での手術、マスクを外すことはなかった。

途中、気持ち悪さを訴えたら、酸素マスク?を不織布マスクの上から装着され、そこで呼吸をしていると眠たくなった。

眠いながらも、なんか気持ち悪い。お腹を切ったり縫ったり押されたりする感触だけが鈍くある。途中うつらうつらと眠っていたかもしれないが、始終、気持ち悪さとの戦いだった。

前回同様、恐らく開腹の段階で焦げたようなにおいがした。うう…

《追加ここまで》

 

入院初日は、その後家族とストレッチャーの上で面会し、二言三言交わして、病棟へ。

されるがままに、おそらく数時間おきの検温と血圧測定、産褥ナプキンの交換があったが、とにかく眠たくて、最後の方は返事すらできていなかった気がする。

 

入院二日目も、ゆるゆると眠り、もう昼か?と思ったら、まだ朝の8時くらいだった。かなり眠った気がした。

五分粥をいただき、顔と胸のあたりだけ温かいタオルで拭いて、歩行訓練でトイレへ。

前回は座って立ち上がったら吐き気がして「無理しないでやりましょう」と言われたけど、今回はずっと寝ていたら何だか大丈夫そうな気がして、割とサクッと立ち上がって(点滴の棒に捕まって)、トイレに行くことができた。

これは後から気づいたけど、背中から鎮痛剤の管が入っていたからだと思う。

前回それを入れていたのか不明だが、明らかに前回の方が術後苦しかった。喉の渇き、創部と子宮収縮の痛み、尿が出ないから体の向きを右に左に変えてくれと言われて、痛みに耐えて動いた術後の夜…長かった。

が、今回はほぼ眠っているだけだった。痛み?気に病むほどではなかった。鎮痛剤万歳!!!

今回同じ病院で出産した友達が、術後苦しくなかったと言っていたのはこのことだったのかー。(前回は里帰りして、別の病院だった)